とにかく私は休みたいんだ

街ですれ違う人たちみんな、何もかもが順調で幸せそうに見える。眠る前に落ち込むくらいの不安や、人生を揺るがすほどの悩みなんて誰も抱えていないんだろうな。なんて思ってしまう。それほどの不安や悩みは抱えていないにしろ、みんな何かしらあるとはわかっている。けれどみんな私よりも素晴らしい人生を歩んでいるように見える。みんなもそうかな。私なんて悩みもなさそうな幸せな人間に見えてるのかな。
これが隣の芝生は青いというやつか。


人間の人生の組成がよくない。
人生80年。あっという間に大人になってみんな働き出す。人生の謳歌は仕事を退いてから。そんなの嫌だ。人生の途中、そこそこ人生へのモチベーションが下がりつつある年代の30代とか40代くらいで、5年くらい仕事をしないで人生の謳歌タイムを作るべきだ。仕事や貯金を頑張った人限定とかではなく、万人に。
実際、貯金を頑張って勝手に5年くらい仕事を辞めていたら、社会からはブランクと見なされて再就職に響く。私自身、空白の期間がけっこう長めにあるけれど、何をしていましたか?と突っ込まれたら困る。定職に就かず自由に過ごしていた=人生経験を積んだ、ことにはならないからだ。少なくとも、大部分の会社はそれを認めないだろう。もちろん例外はあるだろうが、空白時代の経験を活かせるかどうかは判断基準に含まれるのではないか。いかに充実した生活をしていたとしても、人生を謳歌していたとしても、それを完全にプラスに捉えてもらうのは難しい。だから、みんな一旦仕事のことは全部忘れてただただ自由に遊びまくろう期を公式に作ろうぜ。もしくは、仕事を離脱しなくてもいい年単位のリフレッシュ休暇を作ってくれ。


好奇心も行動力も体力もある今のうちに、5年くらい仕事をせずに自由に過ごしたい。というわがままを正当化したいがための持論でした。

宝くじ当たらなかったし、明日も働こう。