毒にならないクズのどうしようもない話

私は自分のことを心底クズだと思っている。
できれば働きたくないし、ごろごろしていたいし、美味しいものをお腹いっぱい食べたいし、不安は嫌いだからお金も貯めたい。でもお金は貯まらない!
金輪際関わりたくないし、とっとといなくなってほしい。毒にも薬にもならないが、どちらかというと誰にもバレずにゆっくり進行する悪性腫瘍だ。徐々に悪くなる、予感がしている。未来のことを考えると。しかし未来のことは考えないようにしているクズでもある。

そんな私でも、私の周りにクズがいると安心するのだ。楽しそうなクズがいると安心するのだ。あ、私も生きてていいのかも。後先考えずに今を楽しんでもいいのかも。今のままでいいのかも。

誰かを傷つけて喜ぶクズはダメだ。自分の中に閉じこもって出てこない人も違う。誰も傷つけないクズが好きだ。私と同じように、いかに楽して楽しんで生きていくかに命を懸けているような人がいれば、私はきっと救われる。私は楽がしたいし、かつ楽しみたい。できれば私よりも楽することに命を懸けていてほしい。見習うから。
私は誰かを傷つけたいとは思わない。傷ついている人を慰めたいとも救いたいとも思わない。

きっといつか困るだろう。ちゃんと未来を考えて生きている人が報われる世界のはずだ。私がいつか困ったとしても、楽しくて明るいクズが近くにいれば私は救われる気がしている。