知り合いゼロの土地に引っ越してきて少々。働き出すのは12月から。わりと都会へ越してきたけれど、人と関わらずに、たまーに友人と連絡を取りつつ過ごしている。離れてみると連絡を取り会う相手なんて極々わずかであることを思い知る。今連絡を取っている人たちとだけ、きっと関係が続いていくんだろうなあ、なんて考えたり。
ところで、テレビが届いたので私はやっと世間との繋がりを感じることができるようになった。首相はもう変わったの？緊急事態は解除されたの？まだ追い付けていない。
だってプライムビデオでJINばかり見ている。BGMでも泣けてくる。もう12年前なんだって。おそろしい。
ここへ来て、私は未だかつてない寂しさに襲われている。今までも寂しかったり暇すぎて死にそうになったりしていたけど、結局本当のひとりぼっちではなかったんだ。今も真のひとりぼっちかと言われれば違うけれど、それでもあの時の寂しさに勝る寂しさを感じている。知らない街、知らない人たち、少し歩いても知人の家さえない。余所者感。ここが私の場所になるんだろうか。
前の職場へ行くときも最初はそうだったんだろうけれど、働き出すまでにこんなに猶予はなかったし。あの場所にはちゃんと私の居場所ができてたんだな。
