ブラックランズ (小学館文庫)

ブラックランズ (小学館文庫)

 

 スティーヴンはずっとひとりだったな。生活していく上で関わる人はいるけれど、助けを求めれる人はいない、相談できる人もいない、こういう状況はひとりと何が違うの。そんな曖昧な人間関係の中にいるんだったらいっそ本当のひとりの方がいいんじゃないの。敵も多かったし。

でもスティーヴンは12歳なのにすごく大人だった。

似たような話は読んだことがある気がする(し、多い気がする)けど、こういうのはやっぱり感動するんだよね。