ハローハロー

誰も連れていってくれないから、重い体を引きずって自分で海へ行ってきた。自分のご機嫌は自分でとるしかない。
仕事ばかりしていたら少しだけ気持ちが浮上した。訳がわからなくなったときは無理にでも誰かと関わることも大事だ。その点、働いていれば強制的に人と会うからいい。幸い、職場の人たちはみんないい人だから。とりあえず、海へ行くだけの元気はあったようだ。

私は心が落ち込むと、閉じこもって過ごすよりは、開放的な場所へ行きたくなるのかもしれない。以前行って、とても綺麗だった横山展望台と伊勢志摩スカイラインへ。片道3時間以上かかるけれど、心が行きたがっていたから連れていってあげた。そういえば4月に気持ちが死んでたときは、こちらも3時間以上かけて広島の原爆ドームを見渡せる公園へ行き1日中ぼーっとして過ごした。もちろん日帰り、次の日はお仕事。でも好きな景色の中にいると充電できるものなのだ。

横山展望台ではひとりメロソーダを飲みながら、隣に座ったカップルの話を聞くともなしに聞いていた。彼は寝相が悪いらしい。死ぬほどどうでもいい情報をインプットした。
紫陽花が見頃を迎えていた。梅雨に合わせて咲いたのかな?少しだけどフィルムカメラも使えたし、ファインダーをのぞいてシャッターを切る瞬間は憂いも全部消える。好きな瞬間だ。早く現像に出したい。


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曇ってるし海は遠い。
お腹の調子が悪すぎて、伊勢まで行ったのに何も食べれなかった。

明日にはまたどん底まで落ち込んでいるかもしれない。
本当はもう人生なんてどうでもいいのだ。あと少しだけ頑張ってみるけど。

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同僚に年下の男性がいる。私にとっては可愛らしい年下の男の子だ。彼は最近、さらに年下の恋人と別れた。嫉妬も束縛もしない彼は恋愛には淡白そうな印象がある。

「次付き合うならしっかりした年上の女性がいいです」
「君ならすぐ見つかるんじゃない?」
「出会いがないですからね」
マッチングアプリとか、若い子はよくしてるみたいだけど」
「あんなの男は遊びですよ。僕も遊びで使ってました」

なんとも真に受けやすい私は少しショックだった。まあ、遊んでいる噂は耳にしていたけれど。実は私もつい最近、2週間ほどアプリを利用していた。その時のやり取りを彼に伝えたら「とーとさん向いてませんね、やってることサクラと同じですよ」なんて言われてしまった。失礼である。みんなに言われるから向いてないのは実感したけど、サクラではない。

話を戻して「まだ若いんだし、もうちょっと遊んだらどう」と提案してみた。
「いいえ、遊びはもういいです。次付き合う人と結婚したいです。僕ね、今まで好きになった人とは絶対付き合ってるんですよ」
「へえ、草食系じゃなかったんだねえ」
「だって自分のものにしたいじゃないですか」

この後なんて反応したのか覚えていない。
好きなものは自分のものにしたいじゃないか。お金で買えないものはどうする。
若いって無敵だ。
私はまだひとりが楽だな。

ただしさのただしさ

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聞いてほしい事がある。
でも聞いてほしい人はいない。

寂しさという細い線の上をおそるおそる歩いているような感覚。
踏み外したらもう戻ってこられない。

仕事も辞めたいし、人生もやめたい。