建物の影から出てくる電車がお化けに見えた夜。小高さんのトリスを聴きながら歩く。夜遅くコンビニで買った冷凍食品と栄養ドリンクの入ったレジ袋を下げて、世界に取り残された気分に浸るには最高の曲だ。
なにをしているんだろう。確かに自分で選んできた道ではあるけれど、決してここが好きな場所ではない。
意外と、私と似たような人も多いんだろうな、と思う。深夜のコンビニの親近感。あの人も何かを抱えているんだろう。まあ私には関係ないけれど。
私が重荷の一部を一緒に背負ってあげたい、と思えるような人に出会えたらいいな。