私たちの命は紙より軽い

夏より冬の方が長い気がする。
欲しいものは山ほどあるのに、その中に必要なものはひとつもなくて。
すこし虚しくなった。

意味も知らないのに疑問にも思わなかった年越しそばの意味を昨日調べてみて、なるほどなと思った。けれどもう忘れてしまった。
ついでに引っ越しそばの意味を調べてみたけれど、細く長くだそうだ。覚えやすくていい。

年末だから実家に帰ってきたのに、恋人は、とか、子どもは、とか、ほんとにデリカシーがない。そんなことを言われるようになった自分にもがっかりするし、言ってくる家族にもがっかりする。消えてなくなりたい。確かにもう20代後半だけれど、だいたい私はまだ学生なんだ。ほんとに消えてなくなりたい。

伯父さんがお付き合いしている人がいて、紹介したいって言われてるから贈り物を買いたいと父親に言われた。「母親には言ったら駄目だ」と何度も言われて、この人もしかして自分の話をしているのではないかと疑った。
根掘り葉掘り、体重まで聞かれるのがしんどい。明日には忘れてほしい。

私がいなくても何も問題はないようだ。

読書メモ

今年は悲しいくらい全然本を読んでいない。ネットで公開されてる個人さんの小説ならちょこちょこ読ませてもらってるのだけど。それがなかなか秀逸で面白いのだけど。

本は6冊しか読めてないや。

出口のない海 (講談社文庫)

出口のない海 (講談社文庫)

やっと読んだ。戦争物は嫌いだから敬遠してたけど、やっぱりよかった。
横山さんの話は人間だから。
悲しかった。やっぱりどうしようもなく悲しかった。
戦争についての気持ちが少しだけ知れた。


「自分のことが正しいと思いだしたら、自分を心配しなさい」
「俺が関係あるかないかは、お前にはかんけいない」
相変わらず安定の伊坂幸太郎だった。
なんかみんな同じ内容だった、ような、気が。
しかし表紙がトモフスキーだったとは。いいね。


ハラサキ (角川ホラー文庫)

ハラサキ (角川ホラー文庫)

だいたいの展開は読める。
甘っちょろい考えの日向が好きになれない。


やっぱり短編だと染み入る怖さが足りない。
くちづけは短いながら幻想ホラーとしてとても良かった。


紫のアリス (文春文庫)

紫のアリス (文春文庫)

けっこう面白かった。読みやすくてさくさく読めた。
妄想が真実なのか。
やっぱり死んだ人を忘れないでいてくれる人は貴重なんだ。それだけで誰かの支えになってるんだ。
しかし寂しい終わり方。


ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)

ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)

恋愛短編小説だった。いや、知っていた。
ジョゼの映画がよかったから読んでみた。
どうしてこの話を映画にしようと思ったんだろう。
映画と内容が少し違ったけど、映画のほうがよかったかなあ。
話の内容は、あんまり心に残ってない。
でもなんかじんわりよかったような気がする。そんな気だけが残ってる。

映画メモ

7月以降に観た映画。
全然観てないや。

ムロツヨシ若いなあ。


リバーズ・エッジ [DVD]

リバーズ・エッジ [DVD]

独特の空気感だった。まあまあ狂ってる。壊れた青春。青春?
二階堂ふみが可愛い。でも私は不機嫌なカコの方が好きだ。全然内容違うけど。
「もう、いないんだなって」
私だったら、隠さないで見つけてほしいや。探してる人がいるかもしれない。


ダイジェスト感。



わかりやすい展開だった。でも抵抗なく観れる。
がんちゃんあんまりこういう役、似合わないなあ。他の作品、知らないけど。
「この人のためならなんだってしてあげよう」って思えることはすごいなあって思った。
そんな人に出会えることがすごいなって思った。強制じゃなくて、自主的な感情で。


嘘を愛する女 DVD通常版

嘘を愛する女 DVD通常版

あんな顔で目の前で死なれたらトラウマになるよなあ。
過去にはうっすらしか触れてない。
きっちゃんも死ぬほど働いてたことがあったんだなって思った。
妻の気持ちが知りたかった。きっちゃんは彼女と暮らして、妻の気持ちがわかったのかな。
やっぱ死んだ人を覚えておくのって不可能なのかな。人は忘れる生き物だから。

しかしまあ、どの作品でも人が死ぬな。


友罪 [DVD]

友罪 [DVD]

笑っちゃいけないとか、幸せになっちゃいけないとか、逆に難しいよなあ。
みんな何かしら抱えて生きてるんだろうな。


変な時間に眠ると、変な時間が暇になる。

面白くもない小説を何時間もかけて読む。

借りてきたDVDは1/3観ただけで飽きてしまう。

駐車場の代金をうっかり滞納するところだった。

食欲がない。

階段下の物置の天井に頭をぶつけたことを報告したら「我らちっちゃいもの倶楽部としては天井に頭をぶつけるなんて誇らしいよ」と言われた。目が笑ってる。

毛布が重くて寝返りがうてないという話に初めて共感者を得た。

来年は内田新哉のカレンダー。
とてもステキだから使えそうにない。もったいないもの。

映画「来る」を観てきました。
クリスマスとか関係ない。クリスマスと私が関係していたことは今まで一度だってない。

映画館は音がよすぎて癖になる。松たか子の声のよさ。黒木華のかわいさ。光の当て方とか、天才ですか。

そんなにないけど、少しは中身に触れるかも。

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