選んだ道の正しさを祈った

「世の中にはいじめる人といじめられる人がいるから、あなたはそれを助ける人になってください。そうなれる人だから。」と涙ながらに言われた。「私はずっといじめられてきた」とも。そんな立派な人間にはなれない。正直「え、なんで泣くの」と考えていた。

私はずっと傍観者だった。興味ないんだ。
私は主犯よりも見て見ぬ振りをする奴のほうが悪だと思う。だから私はずっと悪だ。自分のことも他人のことも見ようとしない。だからたぶん何も気づけない。誰にも手を差しのべられないし、差しのべる機会すら見逃す。

そもそも優しくすることさえ躊躇うんだ。なんせ優しい人だとか思われたら迷惑だろう。


ねえ、過去に拘ってるのは周りばかり。周りが気にするから、こちらに返ってくるのだ。私に、もう忘れさせてくれよと消えてくれない傷跡を見ながら思う。触れないのは優しさか、敬遠か。どうして消えないんだろう。