ビンの底

暗いトンネルの中にいる。油断したら泣いてしまいそうなくらい怖い。

私はとても無価値で、この世の誰からも必要とされていなくて、いなくなっても誰にも気づかれないような人間だ。

こういう気持ちを2人の友人にだけ話していて、その人たちとやり取りしたり会ったりしているときだけ、私はまともな人間でいられる。本当に大切だから、この縁が切れたらどうしようという不安に飲み込まれる。実はそれが1番怖い。抜け出せない。次から次へと不安が押し寄せてくる。前が見えない。こんなに宙ぶらりんになるのは20歳前後の頃以来。早く死にたくて毎晩泣いていたのを思い出す。人間はいとも簡単に不安に殺されるのだ。

私には2人しかいないけど、2人には他にももっとたくさんいるから、私なんていなくなっても平気なんだろう。なんて思うと余計に苦しい。じゃあやっぱり私なんていらないじゃない、という結論に至る。

私を守れるのも救えるのも結局は私自身だ。私が私を必要としてあげないといけないんだ。見捨てないであげて。でもどうしても自分の価値を自分で見出せない。

暗いトンネルの中にいる。明かりはないし、自分の姿さえ見えない。一歩先のこともわからない。いつかここから抜け出せる日が来るのか。
誰か手を引いて、どこでもいいから連れ出してほしい。

暇だからよくないんだと思う。前なら「仕事嫌だな」「早く辞めたいな」「仕事辞めたら◯◯するんだ」なんて考えてたのが、仕事を辞めた今ぽっかり空いてしまった。だからうっかり寂しいなんて思ってしまうんだ。錯覚だ。そんなはずない。

苦しい人と傷を舐め合いたい。


弱音ごめんなさい。
暇は最大の敵だということを実感中。
親友と会って充電して、次の約束までかろうじて生きていく。