息をする

無事に最後の出勤を終えた。なんとなく感慨深い。
今後のことは誰にも言っていないから、さぞ無計画な人間だと思われていることだろう。

思いの外、いろんな人から贈り物をもらった。
私も何かすべきだろうか。後日、部署挨拶しがてら贈り物を届けよう。

なんだか少し寂しいな。もう2度と会わないのかもしれない。きっともう2度と会わないんだ。
でもやっぱり解放感は大きい。仕事は束縛だった。人生のうちのいくらかを縛られながら過ごしている。それがなくなる。好きな時間に起きられるし、いつでも休憩できる。
考えてみたら、自由に好きなことができるのは少し寂しいのかもしれない。
人間には所属欲求みたいなものがあって、社会に属しているといくらか安心できたりするっていうのもわかる。私もまっさらな無職になるのは不安だから転職活動を頑張ったわけだし。

ルールを守るのはわりと好きだ。
ロング休暇だからといって自堕落にならないようにしよう。


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