さよならさんかく

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以前、「風の噂を遮断しているから何も知らないんだ」「自分から風を受けにいかないと」と言われたことがある。

「あの子、今病んでるらしくて、それで今日はみんなで集まってるらしいよ」と言われても意味がわからなかった。はてなを顔に出したら説明してくれたけれど、私はあの子と特別仲がいいわけではないし、それなのに知っているなんて、あの子にとっても気持ち悪いだけだろう。
でも、純粋に羨ましいと思った。病んでいることに気づいてもらえることを。あるいは、病んでいることを自ら発信できることを。そんなときにみんなが集まってくれることを。そして、気づいてくれる人や集まってくれる人は、誰でもいいわけではない。

嫉妬する自分は本当に許せないから、絶対に誰にも言わないけれど、ひとりでもいいから私にもそんな人が近くにいたらいいなと思った。

こういうとき、私は本当に孤独を感じる。
悪いことではないとは思うけれど、泣きたくなるのもただ辛いだけだから、やっぱり私は知らない振りをする。