目覚めなくても朝はくる

落ち込んでいる夢を見た。なぜ落ち込んでいるのかもちゃんとわかってた。現実の私の意思が反映されて、夢の中の私は落ち込んでいたように思う。現実の私が言いたい言葉を言うつもりだった。
冷たい夜だった。建物の中にいて、外から笛の音が聞こえていた。その音が聞きたくて私は窓を開けた。夢の中だけどとても寒くて「ごめんなさい」と言いながらすぐに窓を閉めた。挟まったカーテンを元に戻すために、もう一度窓を開けることさえ躊躇うほどの寒さだ。夜の中から聞こえる笛が綺麗とも不気味とも思えた。
泣きそうだった。

あまりの寒さに今日からもこもこの敷きパッドを使うことにした。


唐突に人間は奇妙な形をしていると思った。そして奇妙な乗り物に乗っている。

モラルは人によって違うのかもしれないと思った。正義が人によって違うように。

録画していた相棒のお正月スペシャルをやっと見ることができた。よかったね、と誰かと言い合いたい。