鬼談百景 (幽BOOKS)

鬼談百景 (幽BOOKS)

 
残穢

残穢

 

読んでる時はそれ程でもなかったけれど、やっぱ怖い。じわじわくる。最近夜中に起きてしまうのは、単に暑くて寝苦しいからだと思う。けれど起きるたびにこの2冊の内容を思い出してちょっとぞわぞわする。でもだいぶ慣れてきた。慣れてきても夜中に起きるのはやっぱり暑いからなのか。

よく、幽霊よりも生きてる人間の方がこわいだなんて聞くけれど全然そんなことない。幽霊や得体の知れないものの方がよっぽど怖い。謎の怪異に脅かされるのは嫌だし、それに殺されるのはもっと嫌だ。でも人間がこわい小説を読んだらこんな考えもころっと変わってしまうのだろうな。

鬼談百景はこわい話ばかりじゃなかった。不思議なのとか、ちょっとじんわりするような話もあった。