過去のものがしまってある箱を開けるのは勇気がいる。ついでに根気もいる。

どうしても整理がしたくて部屋のクロゼットの上の方にしまってあるボックスを開けてみることにした。みっつ。

ひとつめからは便せんとか封筒とかが大量に出てきた。文通流行ってたなあって。全部未使用だったけど。メモ帳に使えそう。

ふたつめからは昔のアルバム(!!!)が出てきて。こわいよね、こういうの。でも保育園や幼稚園の頃の昔すぎる写真なら眺めるのも平気だった。保育園なんてどれが自分なのかもなんとなくしかわからない。

卒業アルバムは姿を見ただけで真っ青。開くなんてとんでもないな。1度も見たことないし、見ることもない。

このふたつめのボックスが重すぎて下ろすのもだけど戻すために持ち上げるのが本当に大変だった。アルバムおそるべし。おかげで上半身がまんべんなく痛い。

みっつめのボックスからはずっと前に使ってたかばんが出てきて、キャラクターものだけどやっぱかわいいなあ。

そしてこのかばんの中から出てきたものが、ずっと捨てたかったもの。私の過去って感じだな。おそろしい。こんなの取っておいた昔の自分おそろしい。

捨てたからって消えるわけじゃないけど、でももうこれ捨てるんだ。そのために重いの全部引きずり下ろしたんだ。これで私はいつでも消えれる。

かばんはその後デジカメでバシバシ写真を撮ってまたしまった。