読書メモ

今年は悲しいくらい全然本を読んでいない。ネットで公開されてる個人さんの小説ならちょこちょこ読ませてもらってるのだけど。それがなかなか秀逸で面白いのだけど。

本は6冊しか読めてないや。

出口のない海 (講談社文庫)

出口のない海 (講談社文庫)

やっと読んだ。戦争物は嫌いだから敬遠してたけど、やっぱりよかった。
横山さんの話は人間だから。
悲しかった。やっぱりどうしようもなく悲しかった。
戦争についての気持ちが少しだけ知れた。


「自分のことが正しいと思いだしたら、自分を心配しなさい」
「俺が関係あるかないかは、お前にはかんけいない」
相変わらず安定の伊坂幸太郎だった。
なんかみんな同じ内容だった、ような、気が。
しかし表紙がトモフスキーだったとは。いいね。


ハラサキ (角川ホラー文庫)

ハラサキ (角川ホラー文庫)

だいたいの展開は読める。
甘っちょろい考えの日向が好きになれない。


やっぱり短編だと染み入る怖さが足りない。
くちづけは短いながら幻想ホラーとしてとても良かった。


紫のアリス (文春文庫)

紫のアリス (文春文庫)

けっこう面白かった。読みやすくてさくさく読めた。
妄想が真実なのか。
やっぱり死んだ人を忘れないでいてくれる人は貴重なんだ。それだけで誰かの支えになってるんだ。
しかし寂しい終わり方。


ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)

ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)

恋愛短編小説だった。いや、知っていた。
ジョゼの映画がよかったから読んでみた。
どうしてこの話を映画にしようと思ったんだろう。
映画と内容が少し違ったけど、映画のほうがよかったかなあ。
話の内容は、あんまり心に残ってない。
でもなんかじんわりよかったような気がする。そんな気だけが残ってる。