今、冬がはじまればいい

言葉にしたら負けなのだ。

勝敗があるわけではないが、後悔することだけはわかっている。

もう本当に耐えられそうにないような出来事に出会って、それを誰かに愚痴ったとして、「そうだね」と受け止めてもらうことができたとして、何もすっきりしないことがわかっている。その瞬間、誰かに聞いてほしくて仕方なかったけれど。もう、過ぎたんだ。辛かったなあ、死んでしまうかと思った。

今までゆっくり時間をかけて築いてきたものが一瞬で粉々に壊れてしまったような気がする。ここからどうやって立て直すのか、その方法がわからない。いっそ逃げてしまいたいと思ってる。

失うものなんて何もなければよかったのに。
上っ面で生きていくことを受け入れなければいけない。


嫌いっていうのは、好きよりもよっぽど厄介な感情だ。

自分を好きな人はどうやって自分を受け入れてるんだろう。