何もしてない。何もしてないけど。
最後にこれだけ頑張ったんだからもう死んでもいいんじゃないかなって思う。
とはいえ、死ぬ前に逃げることを選んだ方がいいし、それには誰も賛成しないだろうから独断で決めるしかないし、もういい大人なんだから、友人もいないんだから、消えたところで心配されることもないとわかってる。
どうして自殺なんだろう。どうして逃げられないんだろう。いつも不思議だった。
それはたぶん四面楚歌じゃないから。この場所で守らないといけないものがあるから。失うものがあるから。
死んでしまえば責任がなくなる。でも生きてる間は責任や良心の呵責に苛まれ続ける。
いつも考えてる。あとどのくらい生きたら死んでもいいだろうかって。
読みたい本があるんだ。
観たい映画があるんだ。
それらがなくなることがあるんだろうか。
私は5年後、どんな風に生きてるだろうか。やっぱり結局生きてるんだろうなって思う。
最近夜目が利かなくて、夜のドライブが命がけ。なんで見えないんだろう。
でも今日も行きたい。最後の土曜日だから駄目だよ。
胃に穴があくまで、骨が擦り切れるまで、誰に文句を言われなくなるまで頑張ってから考えよう。
帰る場所もないのだし。