最近はよい本しか読んでない。こんなに連続して素晴らしい本に出会えますか。

いいえ。

ひと月の内に数冊の面白い本には出会えるかもしれないけれど、それが連続して、となるとなかなかないと思うのです。しかもレベルが高い。標準的な面白い本よりも面白い(自分比)。とにかく読めて嬉しい。

 

昔(しかも外国)が舞台の話を読みたいけど、古典が読みたいわけではない。堅苦しい文章は頭に入って来ないしなあ。しかも恋愛ものは読みたくない。

今回読んだ「一八八八 切り裂きジャック」は世紀末のロンドンが舞台のミステリ。それだけで面白そう。切り裂きジャックの話というのも面白そう。これは偏見だけど日本人が書いてるっていうのが更に面白そう。そして見事にタイムスリップした、気分になった。私の勝手な想像すらできない場面も結構あったけど。晩餐会とか。その服装とか。髭とか(私の想像する人物には基本的に髭はない、しかもこの時代の髭なんてわからない)。

面白かった。柏木と鷹原が王道のコンビって感じ。冴えない(という言い方が適当かはわからない)主人公に華やかな相棒。目立つ相棒がいないと話にならないな。

一八八八切り裂きジャック (角川文庫)

一八八八切り裂きジャック (角川文庫)