知らないものや出会わないものは自分にとってそれらは存在してないのと同じだ。自分以外が知らない自分の気持ちは気持ちとして成立してるんだろうか。思ってることは誰かに伝えてこそ気持ちとして成立するんじゃないか。でも別に成立させる必要なんてない。気持ちなんて曖昧なもの、すぐ変わる。ただ少し混乱する。

人は思ったことを言わないものだ、言ってることと思ってることは違うんだ、と、改めて考えた。私だってそうだ。

嘘も本当もわからない。私は人の気持ちを考えるのが苦手だ。何を思ってるのかさっぱりわからない。考えはする。でも考えても本当にわからない。だから私だったら、という結論しかない。人の立場でものを考えてるときは、本当は向こう側に立ったときの自分の気持ちを考えてるだけだ。

会わない人は死んでるのと同じだっていうのは乱暴だった。だったら死んでるのは私のほう。